「最新情報の宝庫」を利用しよう!

医療の専門家集団

学会の一般向けサイトを活用しよう!

学会とは、大辞林 第三版の解説によると、「同じ学問を専攻する学者が、研究上の協力・連絡・意見交換などのために組織する団体。また、その会合」とされています。

これだけ読むと、専門家だけのものと思われがちですが、専門知識や情報は専門家の間だけでシェアされるものではなく、研究結果を生活の向上や教育の向上などのために一般の人にも普及させる、という任務も負っています。

そのため、団体によっては、一般向けのページを作製しているところもあるのです。

医学学会も同じく、もちろん専門家を対象にした情報や会員にのみ公開している情報がメインになりますが、患者さん向けに新しい情報を提供している団体もあります。


日本アレルギー学会の場合

今回は日本アレルギー学会が一般向け(患者さん向け)に公表している情報についてご紹介いたします。

「日本アレルギー学会」と検索すると、

こんな感じの画面が出てきます。

オレンジの「一般の皆さま」をクリックすると、

という画面が出てきます。

「アレルギーを知りたいとき」

「アレルギーを知ろう」

ここをクリックすると、「アレルギー反応」とは、「IgE抗体」とは、「アレルゲン」とは、「アレルギーの検査」とはなど、よく見聞きする単語だけどよく意味が分かっていない、という場合に是非活用していただきたいページです。

学会サイトの一番良い点は、「今現在、学会が支持している共通認識」の情報が掲載されていることです。そのため、昔は支持されていたけれど、数多くの研究の結果否定されて「過去の認識」となった情報は載っていません。また、動物実験等では確認されてはいるけれど、まだ「人間において未確定」の情報も掲載されていません。もちろん、実はもう臨床の場では取り入れられているけれど、ウェブへの反映がされていない事も多々ありますが、少なくとも、古い情報は掲載されていません。

今、ネットに掲載されている情報は新旧ゴッチャになっています。そのため、まずは、各学会のサイトの患者向けの情報に目を通すことをお勧めいたします。


「近くでアレルギーの専門医を探したいとき」

この場合も、学会サイトが役立ちます。

「一般の皆さまへ」のトップページ、右側に「専門医を探したい」というボタンがあります。

クリックすると、

このような画面が出てきます。

「一覧から検索する」をクリックすると、

このような画面が出てきます。

ここに掲載されているのは、検索した時点での指導医・専門医の資格を有していて、公表することに同意した医師のみです。そのため、過去に専門医の資格を取得したが、更新手続きを取らなかった場合は載っていません。

近くで専門医を探したい場合などには、是非とも活用していただきたいサイトです。


他の学会を探したい場合

例えば、キーワードを

「高血圧」「学会」とすると、「日本高血圧学会」が出てきます。

「糖尿病」「学会」とすれば、「日本糖尿病学会」が出てきます。

「学会」というと敷居が高いようなイメージがあるかもしれませんが、「一般向け」の情報を提供してる団体も多いので、是非一度、気になる「疾患名」+「学会」で検索してみてください。


参考:一般社団法人 日本アレルギー学会 ウェブサイト

URL:https://www.jsaweb.jp/

一般の皆さま

URL:https://www.jsa-pr.jp/


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